- 概要 -
液体は、分子間距離が小さく、形態によって形を変化させ、体積は一定であるものである。気体は、体積も形態も、容器次第に変化し、分子間距離は大きい。
- 詳しい解説 -
液体とは、物質の三態の一つであり、流動的で分子間距離が小さいため、入れられる容器によって形を変化させる。気体と異なる点は、圧縮性が小さいので、容器に入れた時に広がることはなく、一定の密度を保つ。液体には、表面張力という性質があるため、「濡れる」という現象が起こる。
それに対して気体とは、一定の形や体積を保つことはなく、自由に、流動的に形を変化させる物質である。容器によって圧縮の影響を受け、広がったり縮まったりする。液体との大きな違いは、気体を構成する分子間の距離が大きいということである。圧縮に対する抵抗が小さいため、無限に体積を増やそうとする働きがある。また、温度に対する体積の変化も激しく、構成されている粒子間での熱の伝導は低い。