引火性と可燃性の違いとは

引火性と可燃性の違い

引火性と可燃性の違い

- 概要 -

引火性とは、揮発性の高い性質を持った物質が気化して、離れている火からでも着火する可能性があるもののことで、可燃性というのは、火に燃えやすい物質のことを言う。

- 詳しい解説 -

引火性というのは、揮発性の高い性質の物質が気化して、それによって、離れたところにある火種からでも、着火するような性質をもった物質のことを言う。他のところで燃えている火でも、引火すると燃え出す性質がある、という意味を持っている。例えばガソリン、灯油などが当てはまり、これらは自らが点火源になる可能性があるので、そこに火だねがなくとも、着火してしまう可能性のある性質である。

それに対して可燃性というのは、引火性はなく、火があると燃えやすい性質、という意味である。自らが点火源になることはないが、点火するきっかけになる火種があれば、そこから燃える可能性が高いという意味である。引火性も可燃性も、どちらも燃える可能性があるので取り扱いには注意が必要である。