臨床心理士と心理カウンセラーの違いとは

臨床心理士と心理カウンセラーの違い

臨床心理士と心理カウンセラーの違い

- 概要 -

臨床心理士とは、心理系の資格の中でもっとも権威があるとされている資格である。心理カウンセラーとは、特別な資格を持っていなくても、心理系の仕事に携わる、カウンセラーであれば、誰でも名乗ることができるものである。

- 詳しい解説 -

臨床心理士とは、心理系の資格の中でもっとも権威があるとされている資格である。臨床心理士というのは、資格そのものを表していると同時に、職業名も表しているので、「私は臨床心理士です」と名乗るには、臨床心理士の資格が必要ということになる。臨床心理士になるには、「指定大学院」や「専門職大学院」を出ていなければ受験できない、となっているので、誰でも簡単に試験を受けられる、というわけではない。

それに対して、心理カウンセラーとは、特別な資格を持っていなくても、心理系の仕事に携わる、カウンセラーであれば、誰でも名乗ることができるものである。現在の日本には、心理学に関する国家資格が存在しないため、心理系の民間資格が乱立している、という現状がある。そのため、例えば本を読んで独学で勉強した人でも、「私は心理カウンセラーです。」と名乗ることができてしまう、というわけである。