見ると観るの違いとは

見ると観るの違い

見ると観るの違い

- 概要 -

見るとは、目的の無いものを目や心理的にみる際に用いる。観るとは、観賞など目的となる対象が決まっているものをみる際に用いる。

- 詳しい解説 -

「みる」とは、目で特定の物をみる、観察する、確かめる、知る、見当をつけるなどの意味合いがある。これは全てみるという読み方をするが、漢字の違いによってその対象が異なってくる。

見るは、目で物事や物体などをみることのほかに、思考や考察などの心理的観点からみるという使用方法もある。これは、世間を甘く見るなどもこれに当たり、これも目で見ているのではなく、心理的に世間は優しくはないということを間接的に見ているということになる。

観るは、視界にその対象となるものを入れる、また映画などを観賞するといった時に使用される。これは、見るとは異なり、目でみるということに限られている。主に観賞するという言葉が当てはまることであれば、この観るという漢字が的確である。どちらもみることは同じだが、その使用する場合によって使い分けることが必要である。