町家と町屋の違いとは

町家と町屋の違い

町家と町屋の違い

- 概要 -

町家と町屋は、呼び方が違うだけで、同じものを意味している。これは民家の一種で、町人の住む店舗併設型の都市型住宅である。

- 詳しい解説 -

町家と町屋は、呼び方が違うだけで、同じものを意味している。これは民家の一種で、町人の住む店舗併設型の都市型住宅である。町家(まちや、ちょうか)とも呼ばれ、同じ民家の一種である農家は、門を構えてその奥に母屋が建つのに対して、町屋、町家というのは、通りに面して均等に立ち並ぶという特徴がある。

これらは一般的に城下町と呼ばれる町や町並みを形成しており、道路に面している形式を、蔀戸(しとみど)と呼ばれる。入り口には、くぐり戸をつけることが多く、表側に格子をはめ込んで、外からの見通しを避け、用心を固めた家も少なくない。町家は通常、建物の棟を街路と平行に通し、屋根と庇(ひさし)を二重に出し、物置に使われる低い二階を備えている形式が多くなっている。