町と街の違いとは

町と街の違い

町と街の違い

- 概要 -

町とは、地方公共団体の一つである町(ちょう)のことで、街とは、町中を区切るおしゃれな通り、商店などが並んだ賑やかな区域、という意味である。

- 詳しい解説 -

町とは、地方公共団体の一つである町(ちょう)のことで、住所を表す「??町」というように、区域を表す町という単位として使われることが多い。この「町」というには、栄えている町である必要はなく、田舎のこじんまりした区域でも、「町」と住所についていれば、それは町である。

それに対して、街というのは、漢字が違うだけなのだが、若干意味が違ってくる。街は賑やかな商店街や、都会的な場所のことを表すニュアンスを含んでいるので、田舎の町のことを街とは言わない。この「街」というのは、住所を表しているのではなく、あくまでその区域の雰囲気が、都会的であることを表しているようなニュアンスがある。小説などで、「街に出かけていく」というような表現があったとすると、店の多い、賑やかな街なかまで出ていく、という意味になるのである。