亡霊と幽霊の違いとは

亡霊と幽霊の違い

亡霊と幽霊の違い

- 概要 -

幽霊は死者の魂のことのみを指すが、亡霊の場合は、存在していないもののことを指す。

- 詳しい解説 -

幽霊も亡霊もどちらも死者の魂という意味を持つ。そのため、幽霊のことを亡霊と表現するケースもある。本来の亡霊の意味は、過去にあったものが、現在に存在していないことを指しており、その一つとして幽霊がある。

対して、幽霊は、死んだ者が成仏できないためにでてきたもののことを指す。幽霊の表現は、世界中に存在している。日本でも古くから、幽霊の記載がある。特に、日本では海の幽霊の話が多いという特徴がある。これは、島国のためと推測されている。

また、江戸時代になると幽霊は怪談という形で伝承されるようになる。これは、当時四谷怪談などの名作がヒットし、当時大ブームになったためである。その後、小説や落語、浮世絵など、様々なジャンルで登場することになる。また、1825年7月26日に江戸の中村座という芝居小屋で「東海道四谷怪談」が初公演された事に因んで、7月26日は「幽霊の日」となっている。