病原菌と病原体の違いとは

病原菌と病原体の違い

病原菌と病原体の違い

- 概要 -

病原菌というのは、病気の原因になっているものの中の一部の菌のことを言う。病原体というのは、病気の原因になっている異常を引き起こすもののことを言う。

- 詳しい解説 -

病原菌というのは、病気の原因になっているものの中の一部の菌のことを言う。体に悪い影響を及ぼしている原因となる、病原体の中で、その一部を作っている細菌のことを、病原菌というのである。病原菌が、必ずしも病気の原因となっているとは言いがたく、あくまでもその一部ということになる。

それに対して、病原体というのは、病気の原因になっている異常を引き起こすもののことを言う。その原因となるものには、たくさんの可能性があり、細菌、ウイルス、リケッチア、寄生虫、プリオンタンパクなど、たくさんの種類がある。それらの病原体があることによって、体に何らかの悪い影響が出てくるのである。例えば、インフルエンザはウイルスの一種なので、それも病原体であると言えるのである。