排他的経済水域と領海の違いとは

排他的経済水域と領海の違い

排他的経済水域と領海の違い

- 概要 -

排他的経済水域とは、沿岸から200カイリまでの範囲のことで、沿岸国に鉱山資源や水質資源の開発といった経済的な権利が及ぶ水域のことである。領海とは、基線から12カイリまでの範囲の水域を指す。

- 詳しい解説 -

排他的経済水域とは、沿岸から200カイリまでの範囲のことで、沿岸国に鉱山資源や水質資源の開発といった経済的な権利が及ぶ水域のことである。通行や、海底ケーブルの通過などの資源の管理などの、経済行為に直接関係のないことについては、沿岸国の権利が及ぶことはない。政治的には公海、経済的には事実上の領海、ということになる。排他的経済水域が200カイリまでの範囲なのに対して、領海が12カイリまでなので、領海は、排他的経済水域に含まれることとなる。

領海とは、領土と同じで、国家領域の一部なので、国家の主権が及ぶ。そのため、法律を制定することができるので、他国船などが領海を通過する際には、その沿岸国が定める無害通航に関する法令を守ることが必要になってくる。