如来と菩薩の違いとは

如来と菩薩の違い

如来と菩薩の違い

- 概要 -

如来とは、仏教での釈迦を表すものである。菩薩とは、如来になろうとする修行者のことであり、ボーディ・サットヴァともいう。

- 詳しい解説 -

如来とは、仏教において釈迦のことを指す。釈迦を指す名称は如来十号といい10種類の名称がある。代表的な如来として、阿弥陀如来が上げられる。梵名アミターバやアミターユスと呼ばれる阿弥陀如来は、極楽浄土と深い関係性がある。如来という言葉にも由来があるが、これは他説あり一つに絞ることはまだできていない。

菩薩とは、梵名ボーディ・サットヴァといい、仏教において如来になろうとしている修行者のことを指す言葉である。修行の身である菩薩だが、その生き方は人々を正しく導いてくれる先駆者だとして、庶民にとっては信仰の対象となることも多くあったといわれている。現在の日本でいわれている菩薩は、観音菩薩などがあり今でも人々の信仰の対象として奉られていて、他にも多数の菩薩が全国各地に存在している。