天皇と法王の違いとは

天皇と法王の違い

天皇と法王の違い

- 概要 -

天皇とは、最高位の地位を表す呼び方である。それに対して、法王というのは、キリスト教の最高位を表す呼び方のことである。

- 詳しい解説 -

天皇とは、最高位の地位を表す呼び方のことである。昭和天皇、明治天皇というように、通常の天皇に付けられる呼称のことである。ただ、気をつけなければならないのは、天皇の前につく称号、「昭和」「明治」などは、その天皇が亡くなられてからつけられる称号なのである。したがって、現在の天皇を「平成天皇」と呼ぶのは誤りである。

それに対して、法王というのは、キリスト教の最高位を表す呼び方である。キリスト教では、カトリック教会の最高権威である、ローマ教皇のことを、「ローマ法王」あるいは「法王」と呼んでいる。また、「法王」というのは、キリスト教に限らず、宗教上の最高指導者などに用いられる呼称のことを指している。仏教における法王とは、ブッダ(釈迦)のことである。