立ちくらみと貧血の違いとは

立ちくらみと貧血の違い

立ちくらみと貧血の違い

- 概要 -

貧血は、血液が薄くなった状態であるのに対して、立ちくらみとは症状のことである。

- 詳しい解説 -

貧血は、鉄分やビタミンの欠乏、造血器官の疾患、失血など種々の原因によって起こる。貧血の際、血液は、血球数または血色素量が正常値以下に減少している。一般的には、ヘモグロビン濃度が基準値を下回った場合に貧血と判断される。

対して、立ちくらみの主な原因は、座った状態から急に立ち上がったりする際の血圧が急激に変動することによってことを主に指す。貧血の一つの症状として、立ちくらみがあるが、正確には血液が薄くなったことによる立ちくらみを貧血と呼ぶ。そのため、一般的には、血液異常のことを貧血と呼び、血圧の変動による症状を立ちくらみとわける。しかし血液異常の中にも立ちくらみの症状があり、そのため立ちくらみを貧血と勘違いする人も多い。