- 概要 -
筍とは、中国で作られた漢字で、筍が育つ様子を表した漢字とされている。それに対して、竹の子は日本で作られた言葉で、竹の子供という意味である。どちらも同じタケノコのことを指している。
- 詳しい解説 -
筍は、中国で作られた漢字で、筍が育っていく様子を表したものとされている。この筍という言葉が、江戸時代に日本に入ってきて、日本でも筍が広まったと思われている。また、筍に使われている「旬」という漢字は、筍の成長がとても早く、10日さえもたないとされていることから、竹冠に旬で、筍という漢字になったとも言われている。旬を過ぎてしまうと、筍は竹になってしまい、硬くて食べられなくなってしまうからである。旬の筍を表す意味で、筍というのである。
それに対して、竹の子は日本で作られた言葉で、竹の子供からきている。中国から「筍」という言葉が伝わり、それに対して日本で「竹の子」という言葉が作られたと言われている。小さい間だけが旬の竹の子は、日本でも旬物としてとても人気が高い。