スキムミルクと脱脂粉乳の違いとは

スキムミルクと脱脂粉乳の違い

スキムミルクと脱脂粉乳の違い

- 概要 -

スキムミルクと脱脂粉乳とは、呼び方の違いで、中身はほぼ同じものである。ただ、スキムミルクは水に溶けやすい性質で、脱脂粉乳は水になかなか溶けない。

- 詳しい解説 -

スキムミルクとは、牛乳や生乳の乳脂肪成分を取り除き、さらに水分を取り除いた、粉末状のミルクのことである。もともとは、アメリカでバターやチーズを作った後の残りカスであり、それを日本で主に子供達の成長を促すために摂取されていた。昔は一般的に脱脂粉乳と呼ばれていたが、のちにスキムミルクと呼ばれるようになった。

昔は給食に脱脂粉乳がつきもので、実際、昭和20年代お小学生の体位向上にとても貢献した脱脂粉乳だが、その味はなかなか美味しいとは言えず、子供達には人気がなかったようだ。また、スキムミルクになってから、サラサラとして水に溶けやすくなり、料理などに使いやすくなったが、脱脂粉乳は、水に溶けにくく、家庭では使いづらいとされている。その分、食品工場などの業者では、多く使われている。