彗星と流星の違いとは

彗星と流星の違い

彗星と流星の違い

- 概要 -

彗星は太陽系内の天体なのに対して、流星は地球の大気中に宇宙塵が突入する現象のことである。

- 詳しい解説 -

彗星は天体だが、流星は現象である。流星が発生する原因は、宇宙塵とよばれる大きさ10ミクロン以下の宇宙空間に存在する星間物質が地球の大気圏に突入し、高度100キロ付近で衝突・発熱して輝く現象のことを指す。その多くが、大気中で消滅するがまれに地上まで落下してくるものもある。それを隕石と呼ぶ。また、流星のように光る花火を流星火と呼ぶ。

対して、彗星は太陽系内の天体の一つである。特徴として、斑点状・星雲状に見え、時に太陽の反対側に向いた尾を伴う。別名ではほうき星とも呼ばれている。その多くが、望遠鏡を使わなければ見えないが、ごくまれに明るいものが長い尾をもって突然現れる場合は、1〜2週間ほど肉眼でも見えるようになる。そのため、昔から災いの兆しであるとされてきた。