- 概要 -
シラウオ(白魚)は、サケ目シラウオ科の海水魚で、冬に美味の魚であり、シロウオ(素魚)はスズキ目ハゼ科の別の魚である。
- 詳しい解説 -
シラウオ(白魚)は、サケ目シラウオ科の海水魚で、内湾に住んでおり、2月?4月に川を上って産卵するとされている。10センチくらいの体長で、細長く半透明で、腹面には2列の黒点が並び、死んだ後には白色に変化する。天ぷら、吸い物などとして食され、高級食材として扱われる。
それに対して、シロウオ(素魚)はスズキ目ハゼ科の別の魚である。シラウオと同じく内湾に住んでおり、春になると産卵期となり、川を上って石の下に産卵する。体長は5センチくらいで、半透明である。シラウオと似ており、死ぬと白く変化する。シラウオとシロウオは、名前と見た目、生態までが似ていることから、地域によっては混同していることもあるようだが、ハゼ科とシラウオ科で、別の魚なのである。