条例と法律の違いとは

条例と法律の違い

条例と法律の違い

- 概要 -

法律とは国家が国会にて定める決め事のことである。条例とは、法律に基づき地方自治体が定める決め事のことである。よって、法律という大きな決め事の中の一つが条例ということになる。

- 詳しい解説 -

法律とは国家が国会の議決を経て制定されるものであり、簡単には変更されることがない堅い決まり事のことである。現代の法律は日本国憲法下にあり、国会で両議院が可決した際にのみ制定される。

一方、条例とは、日本国憲法で制定されたものに基づき、地方自治体がその法律とは別にもっと具体的なことを決めたものである。これは日本国憲法第94条で制定されており、その権限は地方自治体にある。よって、法律は国の決まり事、そして、国会によって決まることであり、条例はその地域ごとの特色を生かした決まり事、地方自治体の話し合いの元決まることであると言える。

特に条例はその地域の住民の意見を参考にしていることも多く、より国民の生活にかかわりが多いことからよく理解していた方が良いと言える。法律に関しても、一般市民の抗議によって変更されたという事例もあるので人ごとというわけではない。