- 概要 -
賞与は会社が利益を出していないともらえないが、寸志は、会社の利益に関係なく、感謝の気持ちとして自分より目上の者が渡すことができる。
- 詳しい解説 -
賞与とは、一般的にはボーナスと呼ばれるもので、一般的に金額は月の給与〜2倍ほど賞与され、年に夏と冬の2回支給されるケースが多い。また、基本的に賞与は会社が利益を出している場合に特別な給与として支払われる。賞与は、労働基準法において、臨時に支払われる賃金として扱われるため、正確な金額や掲載方法については、就業規則に明記要求する必要がある。それまでにも、商人がお盆と年末に奉公人に対して「仕着」と呼ばれるものを渡していたが、賞与として、支払われた最古の記録は1876年の三菱商会の賞与である。
対して、寸志の金額はボーナスほど高くはなく、利益が出ずボーナスが出せない会社が、社員に対して心ばかりのボーナス替わりとして渡すことや、パート社員やアルバイトなどの低給与の人に対して、会社側から感謝の気持ちとして支給されるケールを寸志と呼ぶ。