浄土と天国の違いとは

浄土と天国の違い

浄土と天国の違い

- 概要 -

浄土というのは、極楽浄土のことで、仏教の教えの中での、死んでからの世界、あの世として考えられている。天国というのは、キリスト教の教えであり、やはり死んでからの世界のことを表している。

- 詳しい解説 -

浄土というのは、極楽浄土のことで、仏教の教えの中での、死んでからの世界、あの世として考えられている。お念仏を唱えること、またお念仏の教えを聞くことによって、死んだ後は「極楽浄土」に行くことができる、という考え方から来ている言葉である。浄土というのは、苦しみのない穏やかな世界のことである。

それに対して、天国というのは、キリスト教の教えであり、やはり死んでからの世界のことを表している。浄土に比べると、もっと広い意味で話し言葉として使われているのが「天国」という言葉である。死んでからの世界という意味ではなく、「ここは天国だ」といった場合には、「素晴らしい場所」という意味を持つことも多い。休暇で訪れた南国リゾートで「天国」と感じる人もいれば、疲れて帰ってきてからお風呂につかる時、「天国だ」と表現することもあるだろう。