肖像権とパブリシティ権の違いとは

肖像権とパブリシティ権の違い

肖像権とパブリシティ権の違い

- 概要 -

肖像権とは、自分の姿を自分で管理し、他人に写真を使わせないということができる権利のことであり、パブリシティー権とは、主に著名人に認められている権利で、顧客吸引力がある肖像の利用を専有する権利である。

- 詳しい解説 -

肖像権とは、基本的にすべての人にあてはまる権利であり、自分の写真、姿などを勝手に他人に使わせないと主張できるための権利である。とくに写真などを公に出したりする場合には、本人の許可が必要ということになる。

それに対して、パブリシティー権とは、基本的に著名人、芸能人に当てはまる権利である。芸能人の写真、あるいは名前を出せば、顧客を集客することができたり、話題を集めることができることから、それらを勝手に使用、利用してはならないという権利である。写真や名前を使うことによって、商用のための有効な手段になる場合には、使用料が発生する場合がある。そのため、無断でそれらを使うことはできないということである。肖像権とパブリシティー権の主な違いは、著名人、芸能人であるのか、そうでないかということになる。