小乗仏教と大乗仏教の違いとは

小乗仏教と大乗仏教の違い

小乗仏教と大乗仏教の違い

- 概要 -

小乗仏教とは、本来上座部仏教と言い、修行することによって悟りを得るという教えである。大乗仏教とは、修行者が仏教の精神を広く説くことにより、人々は修行せずとも仏教を信仰することは可能だと説くことである。

- 詳しい解説 -

小乗仏教とは、本来上座部仏教と言い、修行することによって悟りを得るという教えである。また、小乗仏教とは、大乗仏教から見た差別用語にもあたるとして、昨今では、使用するのを控えようという動きになっている。本来の教えである、修行することを忠実に守っていこうとするのが、小乗仏教である。修行なしでは、仏教を信仰しているとは言わないという考え方である。

それに対して、大乗仏教とは、修行者が仏教の精神を広く説くことにより、人々は修行せずとも仏教を信仰することは可能だと説くことである。また、大乗仏教は、悟りに民衆の救済を求めることが多い。仏教を説く人から教えを受け、尊敬することによって、仏教を信仰していると言っても良いとするのが、大乗仏教である。