柔術と柔道の違いとは

柔術と柔道の違い

柔術と柔道の違い

- 概要 -

柔術とは、素手で相手を押さえる技術が発達したもののことであり、柔道とは、嘉納治五郎という人が西洋の教育理論などを取り入れ新たに組み立て直した柔術のことである。

- 詳しい解説 -

柔術とは、素手で相手を押さえる技術が発達し、さらに洗練されたもののことを言う。「柔術」という呼び方は、比較的新しく、かつては「やわら」と呼ばれていた。剣術などの武芸など、江戸時代に大きな発展をして、たくさんの流派が生まれた。流派によって、作法や技術は違っている。

それに対して、柔道とは、嘉納治五郎という人が西洋の教育理論などを取り入れ新たに組み立て直した柔術のことである。言ってみれば「嘉納流柔術」であり、「柔道」というのは、あくまで柔術のうちのひとつと考えて良いのである。現在、警察や学校教育に大きく取り上げられ、普及している。また、世界でも徐々に人気が出て、オリンピック競技に取り入れられるまでに至った。競技化することによって、投げ技と寝技が大きく発達している。