社会主義と共産主義の違いとは

社会主義と共産主義の違い

社会主義と共産主義の違い

- 概要 -

社会主義とは、資本主義の生み出す経済的、社会的諸矛盾を、財産や生産手段の共有、共同管理によって平等をもたらそうという運動である。共産主義とは、政治や経済での思想や理論、財産の一部または全部を共有することで平等な社会を目指すものである。

- 詳しい解説 -

社会主義とは、資本主義の生み出す経済的、社会的諸矛盾を、財産や生産手段の共有、共同管理によって平等をもたらそうという運動である。社会主義は、市場経済を国家によって統制しようという思想が主な柱となっており、「大きな政府」を目指す考え方とも言える。北欧諸国などは、社会民主主義の代表である。

それに対して、共産主義の場合は政治や経済での思想や理論、財産の一部または全部を共有することで平等な社会を目指すものである。利益や財産を均等にするのはもちろん、消費状態にも差をつけるべきではないという考え方なので、家や車などの入手も均等でなければならないという考え方である。どちらかというと、社会主義に比べて、貧しい社会を想定した平等主義が元になっているのである。