思想と哲学の違いとは

思想と哲学の違い

思想と哲学の違い

- 概要 -

思想とは、心に思いついたもののことで、生活や行動の中でのものの見方である。それに対して哲学とは、人生や世界、ものごとのあり方、生物の事象について、探求し極めていったのが哲学である。

- 詳しい解説 -

思想とは、心に思いついたもの、とりわけ生活をしている中で、それに密着した考え方や、その行動を支配するものの考え方のことを言う。ものごとについて好奇心を抱き、それについて考えること自体を思想という。人生の考え方を思想という。

それに対して哲学とは、人生や世界、ものごとのあり方を考え、それについて探求し、極めていくことである。ギリシャ語のフィロソフィア(哲学)の語源は、「知への愛」である。生物の事象について探求し、それについて突き詰めて、それなりの理屈や思想を生み出すことが、哲学である。哲学とは、理論で構成し、真理として人々に提示するために探求していくもののことである。

ものごとついて考えているだけなら思想、それを探求しさらに突き詰めて、人間のあり方を生み出すことが哲学である。