- 概要 -
認印は、印鑑登録をしていないハンコの総称である。対して、三文判とは認印のように使用目的で区分されたハンコではなく、安い出来合いのハンコの総称を指す。
- 詳しい解説 -
認印とは印鑑登録をしていないハンコのことである。使用用途としては、主に印鑑証明のいらない書類作成、一般事務等に使用する。実印と違い、一人で複数の所有が可能である。そのため、重要な取引等では使用されないケースが多いが、法律上の効力については違いはない。
対して、三文判とは認印のように使用目的で区分されたハンコではなく、安い出来合いのハンコの総称を指す。
背景として、一文銭三枚が三文判の名前の由来とされているからである。当時、三文とはとても安価なものだった。そのため、価値が低いもの、または安いものに対しては頭に三文という言葉をつける習慣が産まれた。ハンコとは一般的に注文後に制作するものである。しかし三文判は注文の前に作り置きして販売している安価なハンコである。そのため、それらを三文判と呼ぶようになった。