雑所得と一時所得の違いとは

雑所得と一時所得の違い

雑所得と一時所得の違い

- 概要 -

雑所得とは、利子所得から一時所得以外の所得のことを言う。それに対して、一時所得は、利子所得から譲渡所得までの所得以外の所得のうち、営利を目的とする継続的行為から生じた所得以外の一時の所得のことである。

- 詳しい解説 -

雑所得とは、利子所得から、一時所得以外の所得のことを言う。雑所得の例としては、法人の役員等の社内預金の利子、学校組合債の利子、利府債の発行差金、人格のない社団等から受ける収益の分配などである。また、株主優待招待券なども含まれる。また、事業以外の収入で、例えば原稿料や講演料などがこれにあたる。

それに対して、一時所得とは、利子所得から譲渡所得までの所得以外の所得のうち、営利を目的とする、継続的行為から生じた所得以外の一時の所得のことで、労務その他の役務または資産の譲渡の対価としての性質を有しないもののこと言う。一時所得の例としては、懸賞の賞金品や、福引などの当選金品、競馬の馬券の払戻金、また、生命保険契約などに基づく一時金などである。