- 概要 -
サインペンとボールペンでは使われているインクの種類が違う。また、構造も違う。
- 詳しい解説 -
ボールペンとサインペンでは、まず構造が違う。ボールペンは、ペン先に小さな鋼球を内蔵しペンを動かすことで回転を起こし、中に入っているインクを出して筆記する構造である。
対して、サインペンは、フェルトペンであり、ペン先の繊維質(主にアクリル繊維)を用いてその部分にインクを湿らす毛細管現象を用いて筆記を行う構造である。また、インク成分も基本的には異なり、一般的にはサインペンには水性インクのみだが、ボールペンには、ゲル状のインク、水性インク、油性インクの3種類に分類して販売されている。
サインペン自体は、元々売れ行きが良くなかったが、ある展示会で大統領報道官の手に渡り、その後アメリカ合衆国大統領のリンドン・ジョンソンが気に入り、24ダース注文したことが報道されたのち、大統領のお気に入りとして人気に火が付いた。それにより、日本でも注目され使われるようになる。