裁判官と判事の違いとは

裁判官と判事の違い

裁判官と判事の違い

- 概要 -

裁判官とは職業名であり、判事は日本の裁判官の職位の一つとされる。かつては裁判官に相当する意味で用いられていた。

- 詳しい解説 -

裁判官とは、裁判を取り扱う職業名であり、地方裁判所、家庭裁判所、高等裁判所の裁判官がある。裁判官と判事とは、意味はほとんど同じであり、裁判官が職業であるのに対して、判事はその肩書きである。

裁判官のことを、判事、判事補と呼び、判事補とは、経験が10年未満の裁判官のことを言い、判事とは、経験が10年以上ある裁判官のことを言う。裁判官は、すべての判事、判事補も含まれるが、「判事」と言った場合には、裁判官としての経験が10年以上ということになる。

裁判官の種類には、最高裁判官、最高裁判事、高裁長官、判事、判事補、簡裁判事がある。したがって、裁判官といっても階級があり、判事とは、その中の一つを指しているのである。ただ、かつては裁判官を表す言葉として判事が使われていた。