国家主席と首相の違いとは

国家主席と首相の違い

国家主席と首相の違い

- 概要 -

国家主席と首相は別の役職である。首相が議院内閣制において行政府たる内閣において首席の大臣を指すのに対して、国家主席は中国の国家機関を代表する最高指導者の職名である。

- 詳しい解説 -

首相の役割は、行政権の主体たる内閣の首長として、閣議を主宰することを指し、日本では、内閣総理大臣のことを指す。現在(2016)の内閣総理大臣は安倍晋三である。国会議員の中から国会の議決で指名され、天皇によって任命される。日本以外に首相を置く国として、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、カナダ、スペイン、中国、朝鮮、ロシア、ソビエト連邦、バチカン市国、スウェーデン、オーストラリア、ニュージーランド が存在する。

対して、国家主席とは、アジアにおける社会主義国の国家元首の役職名である。現在(2016)国家主席が存在する主な国として、中華人民共和国、朝鮮民主主義人民共和国、ベトナム、ラオスなどがある。

ただし、英語表記の際は、President(大統領)と表記される。共産党の者の中から、45歳以上の人が選挙で決められ、任期は5年で、3回以上選ばれることは禁じられている。