高等裁判所と最高裁判所の違いとは

高等裁判所と最高裁判所の違い

高等裁判所と最高裁判所の違い

- 概要 -

高等裁判所は、下級裁判所の中で一番上の裁判所である。最高裁判所とは、司法権を司る国の最高機関のことである。

- 詳しい解説 -

高等裁判所は、裁判所法によっておかれている地方裁判所、家庭裁判所、簡易裁判所の下級裁判所の中で一番上の位置にある裁判所のことである。全国では、8か所に高等裁判所の本庁が設置されていて、そのほかにも場合によって支部がおかれていることもある。主に、下級裁判所での刑事的なことに関する判決に対しての業務が多い。ここでの長は、高等裁判所長官と呼ばれ、認証官でもある。

最高裁判所とは、司法権を司る最高位の機関である。日本全国に1つ設置されていて、現在は、東京都千代田区隼町にある。最高裁判所での判決は最終的な判決であるため、最高裁判所は、憲法の番人と呼ばれている。ここでの長は、最高裁判所長官と呼ばれ、内閣が指名し、天皇により任命される。また、裁判官は内閣が任命後、天皇の承諾が必要となっている。