工業と産業の違いとは

工業と産業の違い

工業と産業の違い

- 概要 -

工業とは、原材料を加工して別の製品をつくりだすことや事業のことである。産業とは、社会が必要とするものを提供するといった経済活動のことである。

- 詳しい解説 -

工業には、重化学工業と軽工業の2つに分類されている。重工業は、車両や船舶などの重いものの製造のことであり、重工業と化学工業を合わせたものが重化学工業である。軽工業には、食品の加工や精密機器など、軽量なものの製造のことである。どちらも原材料から製品を製造することで、その活動や事業についても工業に含まれている。

産業とは、製品の生産やサービスの提供など幅広い範囲の経済活動のことである。教育や金融、製造業などもこれに分類される。産業にも第一次産業、第二次産業、第三次産業と3つに分類されている。産業に関しては、日本標準産業分類という決まりがありISICによって分類されている。2002年にはこの日本標準産業分類が大幅に改正され、現在の時代の流れに沿った新しい産業形態として、情報通信業という分類が進出した。