原子と元素の違いとは

原子と元素の違い

原子と元素の違い

- 概要 -

原子とは、物質を構成している粒子のことであり、それに対して元素とは、その物質を構成する原子の種類のことを言う。

- 詳しい解説 -

原子とは、物質を構成している粒子のことを言う。例えば、水の場合には、H2Oという物質を構成している元素の種類は、水素と酸素である。その水素の原子2個と酸素の原子3個で構成されている、ということになる。原子は、物質を細かく切り刻んだと考えた時に、これ以上小さく分解できない、という究極の粒子のことを指している。

それに対して、元素というのは、物質の元となる、その物質を構成しているもののことであり、それらの種類の名前のことであるとも言える。化学で「元素記号」という言葉が出てくるが、元素記号は、それらの元素を記号で表したもので、組み合わせることによって、物質の本質を表している。そして、その物質が、どんな元素によって構成されているか、というのを知ることができるのである。