きな粉餅とわらび餅の違いとは

きな粉餅とわらび餅の違い

きな粉餅とわらび餅の違い

- 概要 -

わらびもちは和菓子の一種である。対してきなこ餅は黄な粉をかけた餅の総称であり、わらびもちもきなこ餅に該当する。

- 詳しい解説 -

わらびもちとは、わらびの根から取ったでんぷんの粉(最近ではさつまいものでんぷんを代用する場合が多い)に水・砂糖を加え、火にかけて透明になるまでかき混ぜ、型に流し入れて冷やし固めたものである。主に、黄な粉をかけて食べる。そのため、わらびもちもきなこもちの一つである。

わらびもちは、醍醐天皇が好物としており太夫の位を授けたという言い伝えがあり、わらびもちの異称として岡大夫(おかたゆう)と呼ぶこともある。また、凶作に見舞われた農家の非常食でもあったとされている。透明で、見た目にも涼しげであることから、主に夏に食されるケースが多い。また、夏風物詩として、わらびもちを販売する軽トラ販売が行われている。軽トラから流れる言葉は地域によって変化する。東海(主に名古屋)『わらび〜もち、わらび〜もち、冷たくて〜おいしいよ〜』と発音する。対して、大阪では、『わらび〜もち、かきごおり〜』と流れる。