カンパチとヒラマサの違いとは

カンパチとヒラマサの違い

カンパチとヒラマサの違い

- 概要 -

カンパチとヒラマサは、見た目は似ているが、違う種類のスズキ目アジ科の魚である。カンパチには縦帯模様が目の上にあり、ヒラマサにはそれがない。

- 詳しい解説 -

カンパチは、スズキ目アジ科で、全世界の暖海域に分布している、大型肉食魚である。縦帯模様が目の上にあり、丸顔をしている。ブリに見た目が似ているが、刺身にした時に、ブリに比べて血合いの色があまり濃く出ないのが特徴である。それに対して、ヒラマサはスズキ目アジ科、アジ科魚類の最大種であり、全世界の亜熱帯、温帯海域に分布する肉食魚である。ヒラマサも、ブリと非常によく似ており、黄色の筋が入っている。分かりやすい見分け方としては、上顎の骨の形が、ブリは角ばっているのに対して、ヒラマサの場合は丸い形をしている。体側にある黄色い縦帯と胸ヒレの間に隙間があるのがブリだが、ヒラマサにはそれがない。カンパチもヒラマサも、刺身にするとブリのようにしっかりと濃厚な味があり、生臭さもないので、人気の食用の魚である。