癌と腫瘍の違いとは

癌と腫瘍の違い

癌と腫瘍の違い

- 概要 -

癌とは、簡単に言うと悪性の腫瘍のことであり、癌は「悪性新生物」とも呼ばれる。腫瘍とは、細胞の異常な増殖のことで、良性腫瘍と悪性腫瘍がある。

- 詳しい解説 -

癌とは、簡単に言うと悪性の腫瘍のことであり、癌は「悪性新生物」とも呼ばれる。癌の場合は、腫瘍が自立的に増殖し続けるという特徴を持っている。癌は、上皮系(外胚葉由来)細胞の悪性新生物のことを指す。血液の癌というときには、癌とは悪性新生物全体のことを指している。

それに対して、腫瘍というのは、細胞の異常な増殖のことで、良性腫瘍と悪性腫瘍がある。体の中に、塊としてできるすべてのもののことを言う。肉腫(筋肉は中胚葉由来)は悪性腫瘍の範疇ではあるが、正確には癌ではない。医者が患者に「腫瘍」という場合には、それが良性なのか悪性なのか判断できていない場合や、たんなる出来物の場合に使われる。腫瘍というカテゴリーの中に、「癌」という病名が含まれるということになる。