- 概要 -
空手は格闘技の一つの種類であるのに対して、カンフーは中国武術の総称である。
- 詳しい解説 -
空手とは、流行王国時代の沖縄で発祥した足技による打撃を特徴とした格闘技である。現在は、世界中で武道や格闘技、スポーツとして親しまれている。カンフーは、中国武術の別名である。そのため、何かの格闘技を指しているものでない。元々は、空手ではなく唐手と記述していが、1929年、慶應義塾大学唐手研究会が般若心経の「空」の概念から唐手を空手に改めると発表したのをきっかけに、空手表記が急速に広まった。
対して、カンフーは中国武術の別名であり、その呼び名が広まった背景には、ブルース・リーの中国武術香港映画の映画が世界的にヒットしたためである。現在、カンフーと空手を混同する場合があるが、これは、当時カンフー映画の字幕や広告の武術の部分をカンフーではなく空手と表記間違いしたからである。そのため、当時は、カンフーが人気となり空手道場の入門者が増えるという、謎の減少も起こした。