カビと菌の違いとは

カビと菌の違い

カビと菌の違い

- 概要 -

カビと菌は同じ菌類である。カビが菌類のコロニーを指し、菌は菌そのものを指す。

- 詳しい解説 -

菌とは、本来はキノコのことを指していたが、現在では細菌などキノコに類似した生物も指す。代表的な菌には、キノコ・カビ・酵母などがある。これらは、菌・菌類と呼ばれ、真菌に分類される。対して、バクテリアなどの微小生物は細菌に分類される。カビは、菌の種類の一つである。主に菌類の一部や肉眼的に確認できる微生物のコロニー(集落)のことを指す。

カビには、菌糸と呼ばれる糸状の細胞でできており、梅雨や台風など湿気の多い時期に繁殖する。中には、カビが分泌する酵素を利用した食品も登場している。これは、発酵食品と呼ばれ、チーズ、日本酒や焼酎などもカビを利用している。ただし、納豆は発酵に納豆菌を用いているが、納豆菌はカビではなく細菌である。