課徴金と罰金の違いとは

課徴金と罰金の違い

課徴金と罰金の違い

- 概要 -

課徴金とは、国から徴収される租税を除いたものを指す。罰金とは国や法人から個人へ課せられるものを指す。

- 詳しい解説 -

課徴金とは、金融商品取引法などを違反した際、その責任者等へ課せられるものである。罰金とは違い、行政府などがその違反して得た利益分のみを没収することができる。罰金とは別のものであるが、重複して課せられる場合も少なくはない。二重に罰金をとるというのは、法律的には現在は合法であるとされている。しかし、この場合は、課徴金が減額されるなどの処置が規定されている。

罰金とは、刑事罰の一つである。国がその行為を行った個人へ課すものであり、強制的に個人的な財産を没収または徴収することができる。これはあくまで、国が個人または、法人へ課す刑罰のため、個人間や法人間では発生することはできない。

交通違反等で課せられるものも罰金と呼ばれるが、定義をたどるとこれは刑事罰ではなく、行政罰なのでその本質は違っている。