海峡と水道の違いとは

海峡と水道の違い

海峡と水道の違い

- 概要 -

比較的幅が広く長い海域を「水道」いい、幅が狭く短い海域を「海峡」という。どちらも定期的な船舶の航行があるもののことが前提となり、海峡には海という感じが使われるが、必ずしも海である必要はない。

- 詳しい解説 -

基本的に、「海峡」と「水道」は同義語である。ここで、海峡と比較している水道とは、生活のために水を供給・処理する事業・施設のことではなく、水域の水道のことである。どちらも意味は「海が陸地によって狭められている水域」であり、言葉の意味では本質的な違いはない。また、海洋情報部でも区別はされていない。

しかし、明治時代地名を整理するため、当時様々な名前が付けられた。その際の整理方法として、比較的幅が広く長い海域を「水道」、幅が狭く短い海域を「海峡」と定義して名前を付けた。そのため、水道の中に細かな海峡が存在するなど、重なる部分も多い。

現在では、一般的に海峡とは、陸地が迫って狭くなった水域で狭い通路のことを指し、水道とは、水の流れる道、船の通り道を指すようになった。