- 概要 -
どちらも相手方の会社を丁寧に表現しているものだが、御社は、話し言葉で、貴社は表記する際に使用するのが一般的である。
- 詳しい解説 -
もともと、御社と貴社は同じ意味の言葉である。どちらを使用しても誤りということではないが、現在では一応の区別がされている。簡単に言えば、御社は会話の中で使用する言葉なので話し言葉、貴社は書面上で使用する言葉なので書き言葉となっている。これには、発音の違いからきているといわれている。
例えば、貴社を話し言葉として使用した際、”きしゃ”と読む言葉には、記者や汽車、また仕事の中で多用される帰社なども存在するため、これが混合されてしまう。こういう理由から、貴社は話し言葉の中では使用されなくなっている。よって、現在では面接では御社、履歴書では貴社を使用するというのが暗黙の了解となっている。しかし、実際はどちらも同じ意味なので、決して間違いということではない。