甘酒と酒粕の違いとは

甘酒と酒粕の違い

甘酒と酒粕の違い

- 概要 -

酒粕とは、酒からでるもろみを作る際に残る白い粕のことである。甘酒とは、その酒粕を溶かし甘味を加えた飲料のことである。

- 詳しい解説 -

酒粕とは、もろみから酒などを絞り出した際に出る残りの粕のことである。これは酒税法に定義されている。粕といってもその栄養価はとても高く、近年健康食品として注目されるほどである。酒粕には種類があり、板粕、ばら粕、練り粕、踏みこみ粕、成型粕に分かれている。

甘酒とは、上記酒粕を原料としており、お湯で溶いたものに砂糖などの甘味料で甘味をつける飲料のことである。酒粕の高い栄養素が摂取しやすい飲料として製造されているため、体を温めたり、風邪の予防などに今日でも活用されている。酒という表記をしているが加熱するため、アルコール度数は低く、ほとんどの製品がソフトドリンクとして販売されている。現在では自動販売機などでも販売されていて、冬には多くの人が飲用する。