小豆と小倉の違いとは

小豆と小倉の違い

小豆と小倉の違い

- 概要 -

小豆(あずき)とは、小豆の豆、全体のことを表しており、小豆の入っているあんこ(粒あん)のことを小倉という。

- 詳しい解説 -

小豆とは、小豆(あずき)の豆全体のことを表している。赤茶色をしており、主にあんこの材料になったり、お赤飯を炊くときに使用されている。日本で昔から庶民に親しまれてきたおやつには、欠かせない小豆で、とても人気の食材である。豆の中でも、栄養価は高く、とくにカリウムを多く含んでいるので、むくみなどをスッキリさせるには効果的である。

それに対して、小倉というのは、小豆の粒が入っているあんこ(粒あん)のことを言う。この起源は、京都の小倉山という山にあると言われている。小倉山とは、「小倉山峰のもみぢば心あらば今ひとたびのみゆきまたなむ」と平安時代から和歌にも詠まれている紅葉の名所なのである。その小倉山に、紅葉が点在している様子が、小豆に似ていることから、小倉と呼ぶようになったと言われている。