アクリルとウールの違いとは

アクリルとウールの違い

アクリルとウールの違い

- 概要 -

アクリルとは、アクリロニトリルが原料の合成繊維のことである。ウールとは、動物繊維の一種で、羊毛のことである。

- 詳しい解説 -

アクリルとは、繊維の種類の一つで、原料がアクリロニトリルである合成繊維のことである。羊毛に類似しているが、羊毛ではなくそれに似せたものであるため羊毛よりも安価で販売されることが多い。主にセーターや毛布などに使用される。柔らかい肌触りが特徴的な繊維である。しかし、現在では、そのコスト競争によって大手企業がアクリル繊維の製造から手を引くなどして、厳しい環境となっている。

ウールとは、簡単に言うと、羊毛でできた繊維のことである。動物繊維の一種で羅紗と呼ばれるものである。これは、羊の種類ではメリノ種という種類が多く使用されている。羊の毛を刈っているため、高価で取引されている。しかし、その肌触りや保湿性などはとてもよく繊維界ではトップクラスにあたる。デメリットとしては、洗うと縮んでしまうことや動物繊維のため、害虫の影響をもろに受けてしまうなどの点がある。